≪もみほぐし+鍼灸≫による体内への影響について
もみほぐしと鍼灸を組み合わせて行うと?
もみほぐしと鍼灸を順番に施術することで、相乗効果が得られます。まずはもみほぐしで筋肉を緩め、血流を促進した状態で鍼灸を行うと、より深い治療効果を引き出すことができます。それぞれの施術が補完的に効果するため、体全体の心構えを整えるのに非常に効果的です。
施術の流れと身体への影響
- もみほぐし(マッサージ)
- 筋肉の緊張を解消:手技で筋肉をほぐし、血流を促進します。硬くなった筋肉が柔らかくなることで、鍼の刺激が入りやすい状態を作ります。
- リラクゼーション効果:自律神経を整え、体をリラックスさせます。緊張が解けると、鍼灸の効果を取り入れる準備が整います。
- リンパや血液の流れを改善:老廃物の排出を促進し、鍼灸後の回復力を高めます。
- 鍼灸
- ツボへの深い刺激:もみほぐしでは気づかない深部の筋肉や神経を刺激することで、痛みや不調の根本原因にアプローチします。
- 体内バランスの調整:気血の流れを整え、自然治癒力を高めます。 特に、もみほぐし後は血流が良くなっているため、鍼灸の効果がより強く現れます。
- 慢性的な症状の改善: 筋肉や関節、内臓機能の調整が進み、身体全体の機能を底上げします。
組み合わせ施術のメリット
- 効果の持続性の向上
- もみほぐしで一時的に緩んだ筋肉改善やされた血流が、鍼灸によって持続的に整います。
- 痛みや不調の改善スピードが向上
- もみほぐしで筋肉が緩むことで、鍼灸のツボ刺激がより効率的に働きます。これにより、症状の改善スピードが早まります。
- リラクゼーションと治療の両立
- もみほぐしでリラクゼーション効果を得ながら、鍼灸で身体の根本的な調整を拝見します。
- 全身の調整が可能
- もみほぐしは主に筋肉やリンパに取り組み、鍼灸は内臓や神経系を整えるため、身体全体を多角的にケアできます。
具体的な例
- 肩こりの場合
もみほぐしで肩周りの筋肉を柔らかくし、血流を良くした後、鍼灸でツボを刺激して神経や深部の筋肉にアプローチすることで、慢性的な肩こりの根本改善が期待できます。 - 冷え性や疲労の場合は
マッサージで全身をリラックスさせ、血行を促進した後、鍼灸で冷えの原因となる内臓や自律神経を整えます。これにより、全身が温まりやすくなり、疲労も軽減します。
身体の状態
- 筋肉の緊張が解けて柔軟性が向上し、身体が軽く感じられる。
- 自律神経が整い、深いリラクゼーションと心地よい眠りが得られる。
- 血流やリンパの流れが改善され、老廃物が排出され、疲労が回復しやすくなります。
≪もみほぐし+鍼灸≫適応疾患一覧
神経系疾患
- 偏頭痛、緊張型頭痛
- 顔面神経麻痺(ベル麻痺)
- 坐骨神経痛
- 末梢神経障害(手足のしびれ)
- 自律神経失調症
- 頸肩腕症候群
- 脳卒中後の後遺症(麻痺、拘縮など)
運動器系疾患
- 肩こり
- 腰痛、ぎっくり腰
- 関節炎(膝、肘など)
- 五十肩(肩関節周囲炎)
- 筋肉痛、筋緊張
- テニス肘、ゴルフ肘
- 捻挫、肉離れ
- 腱鞘炎
- 変形性関節症(膝、股関節など)
- 頚椎症、頚椎捻挫腰痛
循環器系疾患
- 高血圧、低血圧
- 動悸
- 冷え性
- むくみ(浮腫)
呼吸器系疾患
- 花粉症
- 気管支炎
- 喘息
- 咽頭炎、喉の痛み
消化器系疾患
- 胃痛
- 胃腸炎
- 便秘、下痢
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 胃もたれ、消化不良
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
婦人科系疾患
- 月経痛、月経不順
- 更年期障害
- 不妊症
- 冷え性
- 妊娠中のつわり
- 出産後の体調不良
泌尿器系疾患
- 夜尿症
- 排尿障害(頻尿、尿もれ)
精神・神経疾患
- 不眠症
- ストレス、イライラ
- うつ病
- 不安症、パニック障害
- PTSD(心の外傷後ストレス障害)
皮膚疾患
- 湿疹、かゆみ
- アトピー性皮膚炎
- じんましん
- ニキビ
耳鼻咽喉科疾患
- 耳鳴り
- 難聴
- めまい
- 副鼻腔炎(副膿瘍)
- アレルギー性鼻炎
眼科疾患
- 眼精疲労
- 視力低下
- ドライアイ
小児疾患
- 夜泣き
- かんの虫
- 発達障害の一部(自律神経の調整)
- アレルギー性鼻炎
その他
- 慢性疲労
- 倦怠感
- 肥満
- 禁煙サポート
- 美容鍼(しわ、たるみ、リフトアップ)